ベイカレントとベイカレクローンファームとは?各ファームの特徴や年収・セカンドキャリアを解説

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公開日:2024.08.30 / 更新日:

ベイカレント・コンサルティングファームは、日系コンサルティングファームランキングで常に上位にランクインしている日系経営・ITコンサルティングファームです。

そのベイカレント・コンサルティングファームは、業績の高さだけでなく、独自のシステムで注目されています。
今ではベイカレント出身者が立ち上げたファームも増え、ベイカレントとシステムが似ていることから“ベイカレクローンファーム”と呼ばれることもあるのです。

この記事ではベイカレント・コンサルティングファームや「ベイカレクローン」と呼ばれる4つのファームの特徴や年収をご紹介します。
また日系コンサルティングファーム出身者のセカンドキャリアも解説しますので、現役コンサルタントの方やコンサル志望の方、フリーコンサルとして独立を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

ベイカレント・コンサルティングは日系の総合コンサルティングファーム

ベイカレント・コンサルティングファームといえば、日本初の大手総合ファームです。
創業は1998年と老舗であり、経営・業務やIT関連のコンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシングをメインとしたファームとして、神奈川県所沢市に設立されました。

2006年に株式会社ピーシーワークスから株式会社ベイカレント・コンサルティングへと商号を変え、吸収合併などを経て現在に至ります。

ベイカレントが注目される大きな理由は、「ワンプール制」と言われる制度や成長スピードの速さです。

ベイカレントでは「ワンプール制」として、特定の部署を設けていません。
あえて様々な業界を経験することで知見の幅を広げ、そして適正と考え方に応じて専門性を極めていくという仕組みを取っています。

詳しくは後述しますが、ベイカレントの特徴を引き継ぐ“ベイカレクローン”と呼ばれるファームもこの「ワンプール制」を採用しています。

DXが急務とされる昨今、ベイカレントはDXコンサルティングをきっかけに急成長しています。
その成長スピードや遂行能力の高さから、2022年6月からJPモルガン証券がカバレッジを開始するほどです。

ベイカレントは業績上昇に伴い年収も上がっています。
平均年収給与は1,100万円を超えており、平均年齢は30代と若い会社ながら高い年収が特徴です。日系ファームは外資系と比べて年収が低い傾向にありますが、ベイカレントはほとんど遜色がありません。

1番下の役職である「アナリスト」なら年収は500~600万円程度ですが、「シニアコンサルタント」になれば年収は900万円以上になります。

ベイカレクローンファームとは?代表的な4つのファームについて

1998年設立と長い歴史を持つベイカレント・コンサルタントですから出身者は多く、別でいくつかのファームが立ち上がっています。
そしてベイカレントのビジネスモデルを参考にしているケースが多く、“ベイカレクローン”と呼ばれるファームが増えているのです。

ベイカレクローンとして知られているファームは、主に以下の4つが挙げられます。

  • 株式会社ライズ・コンサルティング・グループ
  • 株式会社ビジョン・コンサルティング
  • 株式会社ノースサンド
  • 株式会社Dirbato (ディルバート)

それぞれの特徴や年収について、順番に解説します。

株式会社ライズ・コンサルティング・グループ

設立年

2010年12月

売上収益

61.6億(2024年2月通期)

社員数

288名(2024年5月時点)

平均年齢

29歳

得意領域

新規事業

業務改革/IT

AI・IoTデジタル関連

平均年収

1,100万円

2010年2月設立のライズは、Produce Next」を理念に「NewTech」、「新規事業/海外進出」、「業務/IT/PMO」を軸にさまざまなコンサルティングを行っています。
2024年5月時点で、社員数は288名です。

ベイカレントのワンプール制に近い「ワンチーム制」を採用しており、コンサルタントが様々な業界に関わりながら経験を積める点が特徴です。

またライズと言えば常駐型の経営支援サービスを売りとしており、あえてスコープを設定せず「真の成果」の創出を目指しています。
経営陣の中にはベイカレント出身者も在籍しており、いわゆるベイカレクローンファームの1つとして知られています。

平均年収は1,100万円ほどで、日経新興ファームの中でも高い水準です。新卒なら550万円ほどですが、大きな伸びしろが期待できます。

株式会社ビジョン・コンサルティング

設立年

2014年2月

売上高

100億円(2024年2月時点)

社員数

1,016名(2024年3月時点)

平均年齢

35歳

得意領域

経営戦略

ビジネスプロセス

ITソリューション

平均年収

1,000万円

2014年2月に創業したビジョンは、「イノベーションで世界をより良く」を理念に掲げ、コンサルティングや新規事業・グローバル事業の3分野でビジネスを展開する総合系コンサルティングファームです。
2024年8月時点で従業員は1105人と大きな規模を持っています。

六本木ヒルズの森タワーにオフィスを構え、西日本支社として大阪阿倍野、中部支社として名古屋に進出しています。
またロサンゼルス・シンガポール・オーストラリアに支社を持ち、グローバルな勢いもあるファームです。

ビジョンでもベイカレントと同じく「プール制」を導入しており、プロジェクトベースで業務内容やコンサルティングフェーズが変わります。

ビジョンの平均年収は約1,000万円です。34歳男性でアソシエイト・プリンシパルだと推定年収は1,200万円と高い水準が期待できます。

株式会社ノースサンド

設立年

2015年7月

売上高

44.4億(2023年1月時点)

社員数

951名(2024年4月時点)

平均年齢

32歳

得意領域

IT中期計画の策定

M&Aに伴うシステム統合/PM推進

平均年収

648万円

2015年に創業したノースサンドは、銀座に本社を構え、大阪に関西支店を出しています。
カッコいい会社を増やす」ことをミッションとしてデジタル・ビジネス・ITコンサルティングやプロジェクトマネジメントをメイン事業としており、2024年8月時点で従業員数は1074名と大規模です。

ノースサンドの強みはIT分野で、コンサルタントもIT業界出身者が多く、ベイカレクローンと呼ばれるファームの中でもIT案件に強みがあります。

ノースサンドもベイカレントと同じく「ワンプール制」を採用しており、新卒入社の社員は1年で平均1業界を経験します。
行動指針として「8RULES」を掲げており、センスとスキル両方の高さを求められるファームです。

ノースサンドの全体的な平均給与は648万円で、アソシエイトなら450万円程度ですが、マネージャークラスになると平均年収は800~1,200万円程度まで上がります。

株式会社Dirbato (ディルバート)

設立年

2018年10月

売上高

282億円(2024年3月時点)

社員数

非公開

平均年齢

35.7歳

得意領域

DX・セキュリティ・インフラ関連のプロジェクトマネジメント

平均年収

721万円

2018年10月に創業したディルバートは「テクノロジーで世界に喜びを」というミッションを掲げ、AIやビッグデータ等の最新テクノロジーから基幹システムなど企業の中核システムの導入支援など、ITをメインとしたコンサルティングファームです。
海外部門とのやり取りもあり、グローバルな活躍もできます。

赤坂ミッドタウン・タワーにオフィスを構え、5期連続で売上が右肩上がりとコンサル業界でも最速の成長スピードで注目されているファームです。

ディルバートもワンプール制を導入しており、プロジェクト参画の縛りを設けていません。
キャリアの幅を広げることができる一方で、専門性を高めたいという希望があれば特定の業界を中心に案件に参加することもできます。

ディルバートはコンサルタントとセールスを分けており、この点もベイカレクローンと言われる特徴の1つです。

ディルバートの平均年収は721万円となっています。年齢とともに給与が上がる傾向にあり、40歳になると1,000万円を超える人も増えます。

日系ファーム出身者に人気のセカンドキャリア

ベイカレクローンに代表される大手日系ファームは、外資系ファームと比べると勤続年数は長い傾向にあります。
しかし新しいビジネスに挑戦したいなど前向きな理由で転職する方は多く、セカンドキャリアとしては以下が人気です。

  • 大手企業やスタートアップ企業へ転職
  • 総合系ファームへ転職
  • フリーランスコンサルタントとして独立

大手日系ファーム出身者であればその経験を高く評価されます。
例えば大手企業の事業開発業務や、経営企画関連、マーケティング系などは、コンサルタントのセカンドキャリアとして人気があるポジションです。

また総合系ファームへ転職するケースも多く、ベイカレクローンと称される大手日系ファーム出身者ならBig4などの大手外資系ファームにも挑戦できるでしょう。

総合コンサルティングファームのBig4については、外資コンサル Big4とは?各ファームの特徴や年収・セカンドキャリアを解説 で紹介しておりますのでぜひご参照ください。

「もっと自分の価値を提供したい」「自分らしく働きたい」という方は、フリーランスのコンサルタントとして独立する方も増えています。
独立すれば自分で案件を選ぶことができますし、案件によってはフルリモートなどもあります。

最近ではインターネット上で案件紹介サービスを受けることができ、経歴によっては高単価案件や非公開求人の紹介を受けることもできます。
サポートも充実しており、フリーランスであっても1人で案件探しや業務で悩む必要もありません。

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ベイカレントファームやベイカレクローンと呼ばれるファームの概要、セカンドキャリアについて解説しました。
ベイカレントはワンプール制という大きな特徴があり、ベイカレクローンと呼ばれる各ファームはもれなくこのワンプール制を取り入れています。

フリーコンサルとして独立を考えている方、すでに独立している方は、ぜひStrategy Consultant Bank(SCB)をチェックしてみてください。案件紹介のプラットフォームであるStrategy Consultant Bank(SCB)では、高単価かつ高いマッチング精度、手厚いアフターフォローでフリーコンサルをサポートしております。

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