- 1. ローランド・ベルガーの特徴・強み
- 2. ローランド・ベルガーの年収水準とその背景について
- 2.1 ローランド・ベルガーの平均年収は「1,300万円」
- 2.2 ローランド・ベルガーの年収水準が高い理由
- 3. ローランド・ベルガーの転職難易度は高い
- 4. 現役コンサルがフリーコンサルとして独立するメリット
- 4.1 ワークライフバランスを大事にできる
- 4.2 自分らしさを持って働ける
- 4.3 努力次第で年収を上げられる
- 5. まとめ
ヨーロッパ創業のローランド・ベルガーは、経営戦略コンサルファームとしてグローバルに展開しています。
日本にもファームがあり多くのコンサルタントが注目していますが、高いコンサルティングスキルや実績があっても簡単に入ることはできません。
この記事ではローランド・ベルガーの特徴や強みをはじめ、年収についても解説します。
転職やセカンドキャリアを考えているコンサルの方は、ぜひ最後までお読みください。
ローランド・ベルガーの特徴・強み
ドイツ・ミュンヘン発の経営戦略コンサルファームである「ローランド・ベルガー」。
1967年に設立された同ファームは、ヨーロッパを発祥とする唯一のグローバルコンサルティングファームとなっています。
ローランド・ベルガーは世界50か所以上のオフィスを展開しており、社員数は3,000人を超える大変規模の大きいファームです。
320名の共同経営者であるパートナーたちが株式を持つ“パートナーシップ制度”を採用している点も、ローランド・ベルガーの特徴といえます。
ローランド・ベルガーは「Entrepreneurship(起業家精神)」「Excellence(卓越性)」「Empathy(共感)」という3つの価値観を原動力としており、複数の国や文化・宗教という多様性を尊重する文化を持っているグローバルファームです。
ローランド・ベルガーの日本オフィスは東京港区にあり、1991年にアジア初として設立されました。
外資企業だけでなく、日本企業でも多くの変革支援の実績を持っています。
日本のコンサルティングチームでは、以下5つの産業別チームが編成されています。
- 製造業
- 公共・インフラ
- ヘルスケア・消費財
- テクノロジー・メディア通信業界
- プライベートエクイティ
また機能別チームとして「企業変革」「Digital」「M&A」「サステナビリティ」という4チームがあり、クライアントに合わせたテーラーメイドなコンサルティングサービスを提供しています。
ローランド・ベルガーの年収水準とその背景について
ローランド・ベルガーの年収水準は高い傾向にあり、実力が認められれば昇格・昇給も大変スピーディです。
ここではローランド・ベルガーの年収水準やその背景について解説します。
ローランド・ベルガーの平均年収は「1,300万円」
ローランド・ベルガーの平均年収は約1,300万円となっています。
ローランド・ベルガーのような外資系ファームの年収水準は高く、同ファームの平均も1,000万円を超えていました。
ローランド・ベルガーは完全実力主義のファームであり、面接適性が高く面接時の評価が高い方や親和性の高い業界での実績を持っているコンサルタントは、平均年収より高い年収を得ることも珍しくありません。
しかし実力主義だからこそ、入社後に思うように実績を出せなかったり結果が芳しくなかったりすると、平均年収より下回る可能性も十分にあります。
ローランド・ベルガーの年収が高い理由については、次で詳しく解説いたします。
ローランド・ベルガーの年収水準が高い理由
ローランド・ベルガーが外資系コンサルファームの中でも年収水準が高い理由として、以下が挙げられます。
- 完全実力主義
- 評価制度と給与制度による早い昇進
- 戦略コンサルタントとして高いレベルが求められるから
ローランド・ベルガーは完全実力主義の社風が強く、実績があれば20代で年収1,000万円を超えることも珍しくありません。
中途採用で入社しても、3年前後で年収1,000万円代が狙えるでしょう。
実力があれば20代後半でシニアコンサルタントに昇進する方もおり、この場合年収は約1,800万円です。
ローランド・ベルガーは360度評価を採用しており、上司はもちろん同僚や部下といった複数の立場から評価されます。
日系ファームよりも強く実力が評価されるファームなので、若くてもスキルが高い方は評価され、給与レンジがアップすることで年収がどんどん上がっていくでしょう。
ローランド・ベルガーは戦略立案から実行までを同じ担当者が対応することが多く、コンサルとしての課題解決を含め高度なレベルが求められます。
顧客との折衝はもちろん、高レベルなマネジメント能力やプレゼンテーションといったスキルも必須です。
ローランド・ベルガーはグローバルなファームですから、国を超えた視点やグローバルな経験・経歴も求められます。
ローランド・ベルガーの転職難易度は高い
ローランド・ベルガーは中途採用を行っていますが、少数精鋭タイプのファームであり、大量に人材を採用することはありません。
2023年ごろから成長スピードを加速させるために採用枠を広げているようですが、採用の基準が下がったわけではなく、やはり狭き門となっています。
ローランド・ベルガー全体での社員数は3,000人を超えていますが、日本法人だけで見ると約100名となっており、規模が大きいわけではありません。
例えば外資系の戦略系コンサルファーム“MBB”の一翼を担うマッキンゼー・アンド・カンパニーは、日本法人だけでも600名程度在席しているといわれています。
またローランド・ベルガーの転職難易度が高い理由として、戦略系コンサルでの経験や知識はもちろん、ビジネスレベルでの英語力など求められる条件が高い点が挙げられます。
親和性の高い経歴を持っていれば十分狙えるかもしれませんが、入りやすいファームとは言えません。

現役コンサルがフリーコンサルとして独立するメリット
現役コンサルタントの方で転職を検討している方には、フリーコンサルとして独立するのもおすすめです。
フリーコンサルになるメリットとして、以下3つが挙げられます。
- ワークライフバランスを大事にできる
- 自分らしさを持って働ける
- 努力次第で年収を上げられる
それぞれについて、順番に解説します。
ワークライフバランスを大事にできる
フリーコンサルになると、働く時間や内容を自分で決めることができます。
子育てや介護をしたり、自分のプライベートを充実させる時間を確保したりしやすくなり、ワークライフバランスを大事にできる点はフリーコンサルの大きなメリットです。
コンサルタントは業界全体でオーバーワークの風潮が強く、早朝から出社して情報収集を始め、夜は終電を逃してタクシーで帰宅……とオーバーワークの方も少なくありません。
本来精神的・肉体的にタフな方でも、心身のバランスを崩してしまう方も多いものです。
フリーコンサルなら稼働率も自分で決めることができ、クライアント次第ではリモートワークも可能で、ワークライフバランスを保つことができます。
自分らしさを持って働ける
フリーコンサルになれば、案件はもちろん働き方も自分で決められます。
ファームの方針で関わることができなかった案件・領域にトライするなど、自分らしく働ける点はフリーコンサルの大きな魅力です。
またファームでは案件が分業化されていることも多く、「最後までクライアントに関わることができない」など小さな不満を抱えているコンサルタントも多いものです。
その点フリーコンサルなら、1つの案件に密に関わるなど自分が望む関わり方も実現できます。
努力次第で年収を上げられる
フリーコンサルになれば、年収も自分で決めることができます。
高単価の案件を多くこなせば、ファームに勤めていた時より高い年収を目指すことも可能です。
フリーコンサルの課題といえば、自分で案件を探す必要がある点でしょう。人脈を築いていれば案件は獲得しやすくなりますが、もし人脈がなくても、最近ではSNSで探したり、エージェントサービスを活用したりすれば案件を見つけることができます。
Strategy Consultant Bank(SCB)でも高単価の戦略・業務案件を中心に案件をご紹介しており、圧倒的に高いマッチング精度や充実したアフターフォローが強みです。
オーバーワークが生じればクライアントとの調整代行も行うため、1人で抱え込む心配がありません。
まとめ
ローランド・ベルガーの特徴や年収について解説しました。この記事をまとめます。
- ローランド・ベルガーはヨーロッパ発祥で唯一のグローバルファームである
- ローランド・ベルガーは完全実力主義であり年収水準が高い
- フリーコンサルになればワークライフバランスを重視して長く働くことができる
「今とは違う場所で戦略・業務系のコンサルをやってみたい」「フリーコンサルに興味があるけれど、案件獲得が心配」という方は、ぜひStrategy Consultant Bank(SCB)にご相談ください。
案件紹介のプラットフォームであるStrategy Consultant Bank(SCB)では、高単価かつ高いマッチング精度、手厚いアフターフォローでフリーランスのコンサルタントをサポートしております。
案件やキャリアについて相談できる担当者がいるので、困ったことやお悩み事も相談していただけます。