- 1. 新規事業コンサルとは?主な業務内容と需要について
- 1.1 新規事業コンサルの主な業務内容
- 1.2 新規事業コンサルの需要
- 2. 新規事業コンサル志望の方におすすめのファーム5選
- 2.1 FIELD MANAGEMENT STRATEGY
- 2.2 イグニション・ポイント
- 2.3 プライマル
- 2.4 ロゴスアンドパトス
- 2.5 ベルテクス・パートナーズ
- 3. 新規事業コンサルタントになる方法
- 4. まとめ
「新規事業を中心にコンサルティングを行いたい」
「企業の新規事業をサポートする専門家になりたい」とお考えの方へ。
社内にノウハウがない新規事業の立ち上げは、企業にとって簡単ではありません。
そこで活躍するのが「新規事業コンサルタント」で、新規事業の専門家として事業のテーマ決めから実行支援まであらゆる面でサポートします。
この記事では新規事業コンサルタントについて、主な業務内容や需要、5つの主要ファームをご紹介します。
新規事業コンサルとは?主な業務内容と需要について
新規事業コンサルタントとは、文字通りクライアントとなる企業の新規事業をサポートする専門家です。
企業が新しい事業に乗り出すとき、事業計画を策定したり参入予定の市場調査をしたり、営業戦略や人材・予算調達など新規事業に関するすべての部分をカバーします。
特定の市場で実績を持っている企業でも、新規事業となるとほとんどの場合で社内に十分なノウハウ・経験がありません。
そのため、新規事業の専門家である新規事業コンサルにサポートを依頼する企業から頼りにされるのです。
新規事業コンサルの主な業務内容
新規事業コンサルティングでは、主に以下のような3つのフェーズがあります。
- 事業テーマの設定
- 事業計画書の策定
- 事業の立ち上げ・成長支援
新規事業を行うにあたって、まず決めることといえば「テーマ」です。
事業の目的や方向は?どのように収益を出すのか?といった事業の要となる部分から新規事業コンサルタントが相談に乗り、一緒に方向を決めます。
この時新規事業コンサルタントが行うことは、競合分析や市場調査といったリサーチです。
データを分析して論理的にその事業が成功するか調査して、クライアント企業の新規事業が成功するようにサポートします。
事業テーマが決まれば、次は事業計画書の策定です。ここでは必要な設備・人材といったリソースの洗い出し、収益率やコストの算出、事業テーマのより細かい計画を立てて、ゴールへのロードマップを示します。
ロードマップができた後はすぐ実行せず、仮説検証が必要です。
試作品を作ったりデモンストレーションを行ったり、類似事例を調査したりして新規事業が無事に成功するのか見極めてアドバイスします。
仮説検証が無事に終われば、新規事業の本格始動です。
事業が軌道に乗るまでのトラブルや課題があればコンサルタントがその都度対応し、軌道に乗った後も成長戦略をサポートします。
この時、現場で必要であれば新しいITツールやシステムの導入をサポートすることも新規事業コンサルタントの業務です。
新規事業コンサルの需要
新規事業コンサルタントは、以下の理由から需要が高まると予想されます。
- DXの推進
- 消費者ニーズの多様化
“2025年の崖”といわれDX推進が課題となっている今、新規事業への進出を決める企業は多いものです。
しかし新規事業にノウハウがない企業は、部署を立ち上げたりサービスを展開したりといった知見がありません。
加えて、少子高齢化による人材不足・働き方改革によって社内のリソースそのものが不足している企業が増えています。
そこで、「専門家にサポートしてもらおう」と新規事業コンサルタントの利用を検討する企業が多いのです。
スマートフォンやPCでネット決済が可能となった現代では、消費者ニーズの多様化が進んでいます。
多様化したニーズのすべてを追いかけることは、企業にとって簡単ではありません。
新規事業の立ち上げに当たり、消費者のニーズを知ることは必要不可欠です。
そこでクライアントとなる企業がつまづくケースは多く、新規事業コンサルタントが強い味方となります。
新規事業コンサル志望の方におすすめのファーム5選
新規事業コンサルタント志望の方に向け、新規事業に強い以下5つのファームをご紹介します。
- FIELD MANAGEMENT STRATEGY
- イグニション・ポイント
- プライマル
- ロゴスアンドパトス
- ベルテクス・パートナーズ
FIELD MANAGEMENT STRATEGY

「FIELD MANAGEMENT STRATEGY」は元マッキンゼー最年少パートナーが立ち上げた戦略コンサルティングファームで、戦略コンサルティングサービスを提供しているファームです。
マッキンゼーをはじめとした大手戦略コンサルティングファーム出身者が多く在籍しており、クライアント企業ともコラボレーションによる新規事業の開発や運営もしています。
FIELD MANAGEMENT STRATEGYは、新規事業にこだわっている点が大きな特徴です。
代表取締役である中村氏はスタートアップのITコンサルティングファームやBCG、アクセンチュアの参画を経て、成長戦略や新規事業戦略策定を手掛けています。
技術トレンドにも精通しており、「誰もが新規事業創造にチャレンジするファーム」としてあり続けたいと明言しています。
イグニション・ポイント

「イグニション・ポイント」は、クライアントの新規事業創出・DX推進支援といった分野に強みを持ち、独自性が高いファームです。
M&Aや複数企業とのJV・業務提携などの新規事業において、構想想定から立ち上げを一気通貫で支援しています。
代表取締役である末宗氏はアクセンチュアやデロイト トーマツ コンサルティングを経て、2014年にイグニション・ポイント株式会社を設立しました。
「ゆたかな人生のきっかけを」と理念として、企業変革に向けたコンサルティングや新規事業の創発支援、スタートアップ企業への投資事業などを展開しています。
外資系の大手総合コンサルや戦略ファーム出身者が多く、少数精鋭チームで動くため、良くも悪くもクライアントからダイレクトに評価を受けることができるファームです。
プライマル

「プライマル」は“新規事業の専門集団”を謡うファームで、2000年から650案件以上に携わり、新規事業の特性に合った独自のアプローチ方法を展開しています。
メディア・ネット分野、ライフスタイル分野、テクノロジ・IT分野の3つの分野を領域としており、新規事業の専門家としてプロジェクトを支援しています。
「挑戦と成長」という言葉を大事にしており、多種多様な業界の新規事業の中で、企画や戦略立案・営業やマーケティング、開発といった様々な業務領域に挑戦できるファームです。
自社での新規事業を立ち上げており、新規事業に積極的に関わることができます。
ロゴスアンドパトス

2019年4月に設立された「ロゴスアンドパトス」は、経営コンサルティング会社として、戦略コンサルティング・M&Aアドバイザリ・コスト削減・システム開発の4つを柱としているファームです。
戦略コンサルティングでは、新規事業立ち上げやM&A、新規チャネル開発などの戦略策定やDX、ターゲット市場選定や要件整理などの新規事業・パートナーシップ戦略や営業支援を行っています。
企業規模はスタートアップや大企業など様々で、業種は消費財や金融機関、IT系など幅広く対応しています。
自社新規事業も手掛けており、農家に関するコンサルティングを行ったり、美容・健康関連事業を立ち上げたりとメンバーが中心となり複数事業が進んでいます。
自由度が高い組織運営を大事にしており、年齢や経験に関係なくパフォーマンスで評価されるファームです。
ベルテクス・パートナーズ

2015年創業の「ベルテクス・パートナーズ」は、クライアントの戦略策定から成果創出までを行う実践型の戦略実現ファームです。戦略やIT、デジタル領域を専門とするブティックファームで、コンサルティング業務以外にも自社サービス開発や組織運営などにも関わるチャンスがあります。
提供するサービスの1つに「新規事業創出」があり、外部コンサルタントではなく二人三脚で業務に従事する「パートナー」として、線引きを行わず強い責任感で支援を実行するファームです。
代表の山口氏はアクセンチュアなどの複数ファームで10を超える事業を経験しており、国内外の新規事業プロデュースを手掛けています。
新規事業コンサルタントになる方法
新規事業コンサルタントになるためには、以下の3つの方法があります。
- 転職
- 複業
- 独立(フリーコンサル)
すでに戦略などのコンサルティング経験や新規事業立ち上げのノウハウがあれば、新規事業コンサルタント職として転職する方法があります。
先ほどご紹介したような新規事業に強いファームに転職できれば、様々な案件に関わることができるでしょう。
現在勤めている会社がOKであれば、複業として新規事業コンサルティングを行うこともできます。
複業OKとして新規事業関連のフリーコンサル案件を紹介しているインターネットサービスが増えているので、スモールスタートしたい方におすすめです。
新規事業立ち上げの経験があり、プロとして通用するレベルのノウハウがあるなら独立も1つの方法です。
フリーコンサルになれば、新規事業など自分がやりたい案件を見つけることができますし、働き方も自由に選べます。
まとめ
新規事業コンサルタントについて、主な業務内容や需要、おすすめファームなどをご紹介しました。
新規事業の立ち上げは夢や希望があり、これから新しいビジネスを創造するサポートをしたいと考えている方におすすめです。
新規事業コンサルタントに興味がある方は、ぜひ今回の記事を参考になさってください。
「フリーコンサルとして自分を試してみたい」「新規事業案件に積極的に関わりたい」という方は、ぜひStrategy Consultant Bank(SCB)にご相談ください。
案件紹介のプラットフォームであるStrategy Consultant Bank(SCB)では、高単価かつ高いマッチング精度、手厚いアフターフォローでフリーコンサルをサポートしております。