- 1. 経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件とは
- 1.1 主な仕事内容
- 1.2 案件単価
- 1.3 業界の傾向
- 1.4 案件の一例
- 2. 経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件のメリット・デメリット
- 2.1 メリット:高単価案件が豊富
- 2.2 デメリット:要求レベルが高い
- 3. 経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件を獲得するポイント
- 3.1 案件紹介エージェントを利用する
- 3.2 求められることを理解しアピールする
- 3.3 適切な報酬・対応範囲を設定する
- 4. 経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件でアピールできるスキル・経験
- 4.1 パワーポイント資料作成
- 4.2 プロジェクトマネジメント
- 4.3 市場調査・分析
- 4.4 新規事業開発
- 4.5 マーケティング
- 5. まとめ
フリーコンサルタントに人気の案件といえば、「経営戦略(事業企画)」に関連する案件です。
要求レベルは高いものの、高単価案件が多く、フリーコンサルタントとしての報酬を大きくアップできます。
そこで本記事では、経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件について、メリットやデメリット、獲得するポイントなどを解説します。
経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件とは
経営戦略(事業企画)のフリーコンサル案件の仕事内容や、案件単価などについて解説します。
主な仕事内容
経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件は、仕事内容が幅広いのが特徴です。
主に、下記のような仕事・業務が中心です。
● 市場調査
● 競合分析
● 自社分析
● 課題分析
● 経営目標
● 戦略提案
● 実施計画
● プレゼン
● 資料作成
● 事業立ち上げ
● 事業ポートフォリオ
このほかにも、案件に応じてさまざまな仕事が求められるのが、経営戦略(事業企画)です。幅広いスキルが求められるため、案件レベルは高いですが、報酬も高単価な案件が揃っています。
案件単価
経営戦略(事業企画)のフリーコンサル案件は、他の案件に比べると案件単価が高い傾向にあります。
以下のグラフは、経営戦略(事業企画)のフリーコンサル案件が豊富なエージェント、Strategy Consultant Bank(SCB)に登録されている案件の平均単価を調査した結果です(2023年9月時点)。

150~220万円の案件が1/4以上を占めていることからも、経営戦略(事業企画)のフリーコンサル案件は、案件単価が高いことがわかります。
業界の傾向
同じく、Strategy Consultant Bank(SCB)に登録されている案件の、業界傾向を調査しました。結果は以下のとおりです。

最も多かったのは「情報・通信・テクノロジー」、次いで「製造業」「金融」となっています。
案件の一例
Strategy Consultant Bank(SCB)に実際に掲載されている、経営戦略(事業企画)の案件を一部ご紹介します。

各案件の詳細や、その他の経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件は、Strategy Consultant Bank(SCB)の案件情報ページにてご確認ください。
戦略のフリーコンサル案件一覧 - フリーコンサルタントの案件紹介ならSCB
経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件のメリット・デメリット
経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件を獲得する、メリットとデメリットを解説します。
メリット:高単価案件が豊富
経営戦略(事業企画)は他の案件と比べると、高単価なのが大きなメリットです。月単価で200万円を超える案件も多いため、社員時代に比べて年収を大幅にアップさせられる可能性があります。
また、高単価だからといって稼働率が高いとは限りません。高単価・低稼働率の案件もあるため、効率よく年収アップを目指せます。
デメリット:要求レベルが高い
経営戦略(事業企画)は高単価案件が多い分、求められるレベルも高い傾向にあります。
多くの案件では、シニアコンサルタントやマネージャー以上のレベルが要求されるため、一定の経験・スキルが案件獲得の条件と言っていいでしょう。
フリーコンサルタントとして独立したばかりの方は、前職での実績をどういった切り口でアピールするかが重要になります。
経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件を獲得するポイント
経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件を獲得するには、以下に紹介する3つのポイントを意識してみてください。

案件紹介エージェントを利用する
広大かつ強い人脈がない限り、経営戦略(事業企画)の案件獲得には、案件紹介エージェントを利用しましょう。
エージェントは経営戦略(事業企画)などの高単価案件を紹介してくれるだけでなく、案件獲得に向けたサポートも実施してくれます。キャリアやスキルの棚卸し、職務経歴書づくりなど、プロに相談しながら行うことで効率よく案件を獲得できます。
求められることを理解しアピールする
同じ経営戦略(事業企画)のフリーコンサル案件でも、案件によって求められるスキルや成果は異なります。
クライアントがコンサルタントに対して何を求めているのか、まずはこれを明確に理解しなければいけません。
その上で、自分の経験・スキル、またはノウハウから、どういったソリューション(課題解決策)や成果を提供できるのかを整理しましょう。
求められていることを理解し、ピンポイントでアピールできれば、案件獲得率が大きくアップします。
適切な報酬・対応範囲を設定する
案件獲得を優先するために、相場よりも低い報酬や広い対応範囲を見積もって提案するケースがあります。しかし、経営戦略(事業企画)においては、これが逆効果になる可能性があります。
経営戦略(事業企画)は高単価かつ求められるレベルが高いため、クライアントもコンサル選びに慎重になっています。したがって、設定報酬が低いと「案件レベルに見合っていない」、対応範囲が広いと「とりあえず案件獲得に来ている」と判断されるかもしれません。
適切な報酬・対応範囲を設定できれば、「管理能力が高い」と好印象を与えられる可能性が高いため、低すぎる報酬や広すぎる対応範囲は再考しましょう。
経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件でアピールできるスキル・経験
最後に、経営戦略(事業企画)フリーコンサル案件でアピールできるスキル・経験を解説します。
パワーポイント資料作成
経営戦略(事業企画)の案件では、経営層などのステークホルダーに対してプレゼンを行う機会が多々あります。その際に重要なのが、パワーポイント資料作成のスキルです。
美しいデザインの資料を作れるかどうかではなく、説得力があり伝わる資料を作れるかが重要です。そのため、クライアントの課題を明確に理解しているかどうかなど、パワーポイント資料作成には間接的に様々な要素が関わってきます。
過去にプレゼン資料が決め手になって経営戦略を策定したなどの実績がある人は、大きなアピール材料になります。
プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントのスキル・経験は、アピールできるというよりは、ほとんど必須だと言っていいでしょう。
経営戦略(事業企画)はクライアント企業の経営層に近いところで仕事をし、PM(プロジェクト・マネージャー)としての仕事を任されることが多いためです。
市場調査・分析
経営戦略(事業企画)の案件では必ず市場調査・分析が伴うため、これらのスキルも大きなアピール材料になります。
市場調査の結果を数値・グラフで並べるだけでなく、鋭い切り口での分析を添えられるスキルがあれば、高い確率で案件を獲得できます。
新規事業開発
新規事業開発の経験も、経営戦略(事業企画)の案件獲得に有利に働くため、積極的にアピールしましょう。
また、新規事業開発のプロセスや結果を説明するだけでなく、それらをクライアントのビジネス課題に置き換え、落とし込めるかが重要です。
マーケティング
必須ではありませんが、マーケティングのスキル・経験もあると、クライアントから好印象をもらえます。
経営戦略(事業企画)には間接的にマーケティングが関わってくるため、マーケティングまでカバーできるコンサルタントは重宝される存在です。

まとめ
経営戦略(事業企画)のフリーコンサルタント案件は、要求されるレベルは高いですが、高単価のため年収アップが大いに期待できます。その分、案件獲得の難度や競争率も高いため、獲得率を少しでも上げるために、エージェントの利用を検討してみてください。
フリーコンサルタントのエージェントは、案件を紹介するだけでなく、案件獲得を手厚くサポートしてくれます。プロジェクト進行中のサポートもあるので、コンサルの仕事に集中するためにも、エージェントを適宜活用しましょう。