フリーコンサルは自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍できるのか?

公開日:2023.08.02
更新日:

コンサルティングの需要が様々な分野で高まり続けている現在、フリーランスのコンサルタント(フリーコンサル)として活躍するプロフェッショナルが増加しています。
フリーランスのコンサルタントとして独立したいと考えていても、自分の専門外のテーマでも応募できるのか、活躍できるのかなど分からない人も多いかもしれません。

この記事では、自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍した例などをご紹介します。この記事を読んで、あなたもフリーコンサルとしての一歩を踏み出しましょう。

フリーコンサルとは

フリーコンサルタントとは、コンサルティングファーム等の組織に所属せず個人で独立してコンサルティング業を行うコンサルタントのことです。
これまで培った専門的な知識や経験・スキルを活かしてクライアントに対してアドバイスや改善業務を行います。
 
個人事業主という形態をとる人が多いですが、法人名義で活動する場合もあり、業務委託契約を締結してクライアントを支援します。
コンサルティングファーム等に所属しているコンサルタントとは異なり、仕事の報酬や働く場所などを自分で決めることができます。

この記事では自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍した例などをご紹介します。

フリーコンサルに求められるスキル

そもそも、フリーコンサルの専門性とは何なのでしょうか。
それを考えるためにコンサルタントに求められるコアコンサルスキルをソフトスキル・ハードスキル・専門性に分けてご説明します。

ソフトスキル

コンサルタントのソフトスキルは論理的思考力・リサーチ能力・分析能力・抽象化力・具体化力の5つに分けられます。

これまで数十年とその業界に特化して働かれてきた専門家であるクライアントに対して、「知識」のみでコンサルタントが価値を出すことはかなり難しいのが実情のため、論理的思考力を基礎にクライアントの課題をロジカルに整理すること、そしてその中から問題の本質を見つけ出し、解決策を導き出すことこそがコンサルタントには求められています。

ただ、論理的思考力を武器に課題解決をすると言っても、整理するための情報がなければ何もできません。
その道の専門家であるクライアントに価値をもたらすために、コンサルタントは短い期間でクライアントと議論して提言を出せるだけの情報を収集することが求められますが、その基礎になるのがリサーチ能力なのです。

更に、リサーチ能力を使って集めた情報を元に、論理的思考力で課題を整理した後、定量的な側面から課題や解決の方向性を見つける力が分析能力です。
情報を整理しただけでは何にも生まれません。
整理した情報を使って課題解決に必要な示唆を出すことこそがコンサルタントの価値であり、そこに必要なのが分析能力です。

そして、分析能力を得るために必要なのが、抽象化力と具体化力です。
抽象化力とは個別具体の物事の中から抽象化して本質を抽出する力のことであり、個別の課題や情報の中から、共通する本質の課題を抽象化して見つけ出し、解決策を考える力のことです。
抽象化して本質の課題を見つけ出した後、それに対する解決策を個別の事象に対して具体的に考えたり、分析をした後にそれをどう実行していくかを個別の状況に応じて具体的な方法を考えるのに必要なのが具体化力です。

つまり、抽象化力・具体化力どちらか一つだけを持っていれば良いわけではなく、両方の力を使い分ける必要があります。
一つの事象に対してある時は抽象化し、ある時は具体化して抽象度を上げたり下げたりする能力がコンサルタントには求められているのです。

以上、5つの論理的思考力・リサーチ能力・分析能力・抽象化力・具体化力がコンサルタントに必要なソフトスキルです。

ハードスキル

コンサルタントに必要なハードスキルは専門知識・資料作成能力・プロジェクトマネジメント力の3つに分けられます。

先ほど、「知識」のみでコンサルタントが価値を出すことはかなり難しいと書きましたが、専門知識が不要なわけではありません。
ここで「知識」と呼ばれるのは2種類のものがあります。
製造・小売・金融などの業界軸の知識と、IT・マーケティング・戦略・新規事業・M&A・営業・広報などのソリューション軸の知識です。
前者は年齢を重ねるにつれて求められる反面、若手の間はそこまで業界特化の知識がなくても許されますが、後者は若手の時から必須のものとなります。

どのソリューションに強みを持ったコンサルタントになるかをなるべく早く決めて、まずソリューション軸の知識にソフトスキルを掛け合わせること、そして年齢を重ねるにつれて徐々に業界軸の知識を持てるコンサルタントに慣れることが理想です。

2つ目のハードスキルは、資料作成能力で、パワーポイントを主に使い、分かりやすい資料を作るスキルです。
この分かり易さには論理的に筋が通っている筋書きを作るというスキルと、更にそれを見やすいデザインで伝えるという2つの意味があります。
 
1つ目は論理的思考力とも密接に関係し、どの説明をどの順番でどの資料に書くかを慎重に決める必要があります。

2つ目は1つ目で決めた内容を「どう」伝えるか、表やグラフの使い方を始め、文字の大きさや色までに至って分かり易さが求められます。

3つ目がプロジェクトマネジメントスキルです。
プロジェクトマネジメントスキルとは、プロジェクトを進めるために必要なことを具体的に考え、それを実行する力のことです。
このプロジェクトマネジメントスキルはプロジェクト実行のために必要な作業をMECEに抜け漏れなく洗い出し、それぞれの作業の関係性を踏まえた上で優先順位をつけ、チームメンバーに割り振る必要があるため、前述の論理的思考力と具体化スキルが求められます。
 
日々行われる会議やミーティング、頻繁に飛び交うメールなどの内容をまとめて、自分の会社とクライアント含めあらゆる関係者が具体的に次に何をすれば良いか、必要な行動に落とし込む必要があります。
「誰が」「いつまでに」「何を」すればいいのかを明確にし、スケジュールを立てられる能力、更に分かりにくい内容があれば簡易的にパワーポイントにまとめられる能力が求められます。

フリーコンサルタントの専門性

前述のソフトスキル、ハードスキルのうちの専門知識以外はコアコンサルスキルと呼ばれ、どんなコンサルタントでも求められることが必須の能力となります。
そのため、コンサルタントの専門性としては主に専門知識があげられることが多いでしょう。

先ほど述べたように、専門知識には2種類のものがあります。
製造・小売・金融などの業界軸の知識と、IT・マーケティング・戦略・新規事業・M&A・営業・広報などのソリューション軸の知識です。
ソリューション軸は更にITの中でもSAPなどのパッケージ導入・システム設計・開発や戦略の中でも全社戦略、海外新規参入戦略、M&Aの中でも戦略策定・デューデリジェンス・経営統合など細分化されていきます。
フリーコンサルの専門性としても同じで、コアコンサルスキルを持っていることを前提に、なるべく深く広い範囲の業界軸・ソリューション軸の専門知識を持っていることが求められます。

自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍できるのか

では、フリーコンサルとして自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍できるのでしょうか。
この章ではアプライ/活躍できる場合とそうでない場合を、それぞれコンサルタント要因とプロジェクト要因に分けてご説明します。

アプライ/活躍できる場合(コンサルタント要因)

コンサルタント要因で自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍できる場合はまずソフトスキルと専門知識以外のハードスキルが高い上で、業界orソリューション軸の専門知識のどちらかのみ専門外である場合です。
例えば、製造業でのITパッケージ導入の専門性を持っている人は業界軸で専門外でも小売業界でのITパッケージ導入の案件にアプライする場合や、製造業でのシステム設計の案件にアプライする場合です。
このような場合はアプライすることは可能ですし、活躍できる可能性も高いです。

アプライ/活躍できる場合(プロジェクト要因)

プロジェクト要因で自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍できる場合は専門性が存在しないもしくは専門性を持つ人が極々一部の場合、つまり新しい分野などで専門家が足りていない場合です。
例えば、最近だとWeb3.0などの分野において、メタバースを利用した新規事業の案件などの場合、メタバースの専門性を持つ人は極々限られているため新規事業というソリューション軸の専門性のみ持っている人ならばアプライすることが可能ですし、活躍できる可能性もあります。

アプライ/活躍できない場合(コンサルタント要因)

反対にコンサルタント要因で自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍できない場合は、活躍できる場合の反対となります。
つまり、ソフトスキルと専門知識以外のハードスキルが高くない場合、または業界軸・ソリューション軸の専門知識の両方専門外である場合です。
例えば、製造業でのITパッケージ導入の専門性を持っている人が業界軸・ソリューション軸共に専門外の小売業界でのシステム開発の案件にはそもそもアプライすることも難しいです。

また、ソフトスキルやハードスキルのコアコンサルスキルが高くない場合、履歴書や面接のみで判断することは難しいのでアプライすることは可能かもしれませんが、活躍できない可能性が限りなく高くなります。

アプライ/活躍できない場合(プロジェクト要因)

プロジェクト要因で自分の専門外のテーマでアプライ/活躍できない場合はソリューション軸・業界軸両方の知識を持つ人が多い場合や、反対に高度なソリューション軸・業界軸両方の知識が求められる場合です。

例えば、先ほどの「製造業でのITパッケージ導入」だけだと両方の知識を持つ人は多いため、現実問題としてはアプライ・活躍することは難しくなります。
ただそこで「製造業の特に自動車部品業界でのSAPシステム導入」くらいの細かい専門性が求められる場合、自動車部品業界ではなく自動車業界の専門性を持つ人は専門外でもアプライ・活躍できる可能性があります。
ですがこの時、業界軸もソリューション軸の両方とも専門性を持つ人が求められる場合は、自動車業界の専門性を持っている人でも当然アプライすることは難しくなります。

まとめ

これまでフリーコンサルとして自分の専門外のテーマでもアプライ/活躍できる場合とそうでない場合を、それぞれコンサルタント要因とプロジェクト要因に分けてご説明してきました。
フリーコンサルとして成功するためには自分のコアコンサルスキルと専門性を磨くことと、専門外でも自分に合った案件を獲得することが大切です。
そして自分に合った案件を獲得するために効果的なのが、エージェントの活用です。

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