- 1. TOP3も例外ではない。コンサルタントが知っておきたい真実
- 1.1 個人の成果・パフォーマンスで収入が大きく変わる
- 1.2 競争・淘汰でストレスフルな労働環境
- 1.3 Up or Outの風習
- 2. Bain & Companyの年収は本当に高いのか?平均や年収額の決め方について解説
- 2.1 Bain & Companyの平均年収は約1,300万円と高い
- 2.2 テニュア(基本給)+評価で年収が決まる
- 3. フリーコンサルとして独立して自分らしく働く
- 3.1 フリーコンサルなら働く時間も場所も自分で選べる
- 3.2 紹介サービスを経由すれば相談事もできる
- 3.3 案件を自分で選ぶことができる
- 4. まとめ
「TOP3のコンサルタントは、他のファームより働きやすいのだろうか?」
「Bain & Companyの年収は本当に高いの?」とお考えのコンサルタントの方へ。
McKinsey & Company(マッキンゼー)、Boston Consulting Group(ボストンコンサルティング)、Bain & Company(ベインアンドカンパニー)の3社は通称“MBB”と呼ばれ、経営戦略ファームにおいてTOP3のファームです。
MBBなどの超大手ファームは知名度が抜群ですし、「一度は働いてみたい」と思うコンサルタントも多いかもしれません。
収入もやりがいももちろん高いですが、選りすぐりのプロ集団だからこその厳しさもあります。
この記事ではTOPコンサルタントファームであるMBBや、その一翼を担うBain & Companyの年収について解説します。
コンサルタントとしての働き方を見つめ直したい方、さらに収入ややりがいを高めたい方はぜひ最後までお読みください。
TOP3も例外ではない。コンサルタントが知っておきたい真実
“MBB”と呼ばれるTOPコンサルファームにも、厳しい現実があります。ここではTOP3と呼ばれるファームで現役コンサルタントの方に知っていただきたい、以下の3つをご紹介します。
- 個人の成果・パフォーマンスで収入が大きく変わる
- 競争・淘汰でストレスフルな労働環境
- アップ・オア・アウトの風習
個人の成果・パフォーマンスで収入が大きく変わる
TOP3コンサルと言われるマッキンゼー・ボストン・ベインアンドカンパニーでは、20代の間に年収が1,000万円を超えるといわれています。
日本の全年代における平均年収が400万円といわれている昨今では、群を抜いて高い年収の額です。
長らく年功序列の考えが根付いていた日系企業でも、成果主義に舵を切る企業が増えました。
一方でTOP3のような外資系コンサルファームは元々成果主義の考えが強く、年功序列による評価は期待できません。
実力次第で高い年収や昇進が期待できますが、言い換えれば年収に大きなバラつきがあるということです。同期や年齢・経歴がほぼ同じコンサルタントでも、成果や会社からの評価によって年収の額に大きな差が生まれます。
コンサルファームは激務・長時間労働となるケースが多いです。
しかし外資系コンサルファームの多くは“みなし残業”として基本給に含まれていたり、裁量労働制のため残業代が出なかったりということが多く、長時間残業しても残業代が上乗せされないことも珍しくありません。
競争・淘汰でストレスフルな労働環境
常に高い成果を求められるのがコンサルタントですが、TOP3コンサルのような大手コンサルファームは、さらに高い成果が求められます。
周りの同僚や同僚に近い人との比較を受けて評価される傾向が強く、チームやプロジェクトのメンバーとはライバル状態で、激しい競争になりがちです。
実力主義である外資系コンサルでは、挑戦し続ける人や高い成果を上げられる人が生き残れる仕組みとなっていて、精神的・肉体的にもタフさが求められます。
その分得られるキャリアや収入、経験ややりがいは大きく、転職市場でも大変高く評価される点は魅力です。
TOP3のコンサルファームは入社を希望する人も多く、転職・就職でも狭き門です。
それらをクリアして入社したポテンシャルが高い人でも、競争やハードワークといったストレスフルな環境で疲れてしまう人は少なくありません。
Up or Outの風習
コンサルティング業界で知られているUp or Out(アップ・オア・アウト)。
「昇進するか、さもなくば退職するか」という二択を迫られるこの風習は、外資系コンサルファームで基本となっています。
マッキンゼー・ボストン・ベインアンドカンパニーのTOP3コンサルも例外ではなく、外資系コンサルのUp or Outが深く根付いているファームです。昇進を目指して出世コースに乗り続けるか、そうでなければ他の道(=退職)を決めるか、という風潮はコンサルタントとして避けることはできません。
上記のようにTOP3コンサルは、実力主義である外資系ファームの特徴を大いにはらんでいます。
Bain & Companyの年収は本当に高いのか?平均や年収額の決め方について解説
TOP3コンサルの1つであるBain & Company。
徹底した結果主義や少数精鋭の運営方針を持つグローバルファームの年収や、その額の決め方について解説します。
Bain & Companyの平均年収は約1,300万円と高い
Bain & Companyの平均年収は公式では公開されていませんが、およそ1,300万円となっています。
年収1,000万円を超える職業といえば、大手広告代理店や税理士、大手商社社員など専門性の高い職業が挙げられますが、コンサルタントもこの中に含まれる職業の1つです。
日系コンサルティングファームの平均年収は約900万円ですから、外資系TOPファームであるBain & Companyの年収はやはり高い額になっています。
平均年収が高いBain & Companyですが、コンサルタントによってその金額には大きなバラつきがあります。
Bain & Company年収の決め方について、次で解説します。
テニュア(基本給)+評価で年収が決まる
Bain & Companyのような外資系コンサルでは、“テニュア”という階層が存在します。役職+勤続年数によってA1やB2という階層があり、基本給としての上限が決まっているようです。
Bain & Companyでは、上記のテニュアという基本給に賞与が上乗せされる形で年収が決まります。
この“賞与”は個人が出した成果、会社が認める評価によって金額が決まるので、この賞与の額で年収が大きく変わるのです。
Bain & Companyの平均年収は1,300万円ですが、評価が高ければそれを上回る年収を期待できます。
反対に評価が低ければ、年収1,000万円を下回るケースも十分にあり得ます。
Bain & Companyの特徴やセカンドキャリアについては、Bain & Companyから転職した後のキャリアは?少数精鋭集団の将来性をご紹介 でも詳しくご紹介しておりますのでぜひご参照ください。

フリーコンサルとして独立して自分らしく働く
「Bain & CompanyやTOP3コンサルファームくらいの年収を狙いたい」
「でもワークライフバランスも大事にしたい」という方は、フリーコンサルという道がおすすめです。
働き方はもちろん案件や働く場所、働く時間さえも自分で決めることができるフリーコンサルは、努力や成果次第でどんどん年収をあげることもできます。ここではフリーコンサルについて、その魅力や働き方をご紹介します。
フリーコンサルなら働く時間も場所も自分で選べる
フリーコンサルは特定のファームに所属しません。雇用されない働き方なので、働く時間や場所も自分で決めることができます。クライアントがOKであればリモートワークも可能で、働く時間も調整しやすくなります。
コンサルタントは結果を出すために早朝から深夜まで働き、体力や気力に限界を感じたりワークライフバランスを重視したくなったりして転職を決める方も少なくありません。
フリーコンサルも同じように成果を求められますが、ファームに所属している頃よりは自分らしさを大事に働くことができ、長くキャリアを重ねることができます。
紹介サービスを経由すれば相談事もできる
フリーランスになると、自分で案件を獲得しなければなりません。人脈がない人にはハードルが高く感じるものですが、今ではオンラインで案件を紹介してくれるサービスが増えています。
Strategy Consultant Bankも案件を紹介しており、TOP3など大手ファームのキャリアを持つ方は、非公開の高単価案件をご紹介できることもあります。
フリーランスは悩み事や困ったことがあっても、上司や先輩などすぐに相談できる人が周りにいません。
しかし、紹介サービス会社なら案件紹介だけでなく定期的なヒアリングなど手厚いサポートが期待できます。
案件を自分で選ぶことができる
フリーコンサルの大きなメリットの1つとして、案件を自分だけで決められる点が挙げられます。
ファームに所属していれば案件を自由に選ぶことはできず、アサインされたとしても自分が思うように動くことはできません。
しかしフリーコンサルなら案件はもちろんクライアントも自分で決められますし、稼働率も調整できます。
自分の「やってみたい」という気持ちで案件を選べる点は、コンサルタントとして大きなやりがいにつながるでしょう。
まとめ
TOP3コンサルタントの真実や、TOP3コンサルに含まれるBain & Companyの年収などを解説しました。
大手コンサルティングファームは誰もが名前を知っており、興味を抱くコンサルタントは多いものです。
しかしTOPコンサルタントは他のファームよりもさらに高い成果を要求されることも多く、高収入である反面厳しさもあります。
自分らしい働き方ややりがいを重視する方は、フリーコンサルという選択もおすすめです。
フリーコンサルとして独立をご検討中の方は、ぜひStrategy Consultant Bank(SCB)にご相談ください。
案件紹介のプラットフォームであるStrategy Consultant Bank(SCB)では、高単価かつ高いマッチング精度、手厚いアフターフォローでフリーランスのコンサルタントをサポートしております。
なお、Bain & Companyを含むMBBについては、外資コンサル MBBとは?各ファームの特徴や年収・セカンドキャリアを解説をご覧ください。