「マッキンゼーの年収はどれくらいだろう?」
「コンサルタントとしてマッキンゼーくらいの高収入を狙いたい」とお考えの方へ。
戦略コンサルタントの最大手である「マッキンゼー・アンド・カンパニー」(以下マッキンゼー)は、コンサルタント業界外でも知らない人はいません。
マッキンゼーはコンサルタント業界の中でも年収が高いことで知られており、シニアパートナーになれば年収が“億”に届くほどです。
この記事では、マッキンゼーの役職別・年代別の平均年収や高収入である理由について解説します。
「コンサルタントとしてもっと収入を上げたい」と転職やフリーコンサルとして独立を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
マッキンゼーの年収はどれくらい? 役職別・年代別平均年収について
収入が高いといわれるマッキンゼーですが、一体どれくらい高いのでしょうか。
ここでは、以下3つの項目に分けてマッキンゼーの平均年収を解説します。
- マッキンゼー全体の平均年収
- マッキンゼーにおける役職別平均年収一覧
- マッキンゼーの年代別平均年収一覧
マッキンゼー全体の平均年収
マッキンゼー全体の平均年収は、「約1,800万円」といわれています。
これはすべての役職や年代を含めた平均値であり、後述する役職や年代で見ると平均年収は変わります。
マッキンゼーは非上場企業なので上場企業のような有価証券報告書がなく、公式の平均年収は公開されていません。
しかし、マッキンゼーは数ある大手コンサルティングファームの中でも年収が高いことは周知の事実となっています。
マッキンゼーにおける役職別平均年収一覧
マッキンゼーにおける役職と、役職別平均年収は以下の通りです。

マッキンゼーの役職は上記のように分けられており、1~3年目のコンサルタントに多いビジネス・アナリストで平均年収は600~800万円ほどです。
そして3年目以降のコンサルタントに多い「アソシエイト」になると、年収は1,000万円を超えます。
マッキンゼーの「パートナー」は役職で最高位に相当しており、共同経営者という立場でファームの責任を負うポジションです。
パートナー以降はファームの利益に応じた報酬体系となっており、マッキンゼーというファームの利益が上がれば相応の分配を受けることができます。
シニアパートナーになると、年収が億を超えるほど収入が上がります。
その分若手の人材育成をしたり複雑な案件を受けたりと業務の難易度は上がりますが、その分報酬にきちんと反映されるのがマッキンゼーのすごいところです。
マッキンゼーの現在のシニアパートナーは、公式サイトで各コンサルタントが公開されています。
興味がある方は、ぜひご参照ください。
マッキンゼーは平均1.5~3年に1度のペースで役職が上がります。
もちろん過去の実績や成果・キャリアに応じて期間は変わるので、人によってはもっと早くなったり遅くなったりすることもあるでしょう。
ビジネス・アナリストからマネージャー職までは実力次第で上がることができると思われますが、パートナー以降は共同経営者という立場であることから、誰にでもチャンスがあるわけではありません。
コンサルタントとしてのデリバリーや営業だけでなく、社外関係者との関係構築やメディアへの露出など、担当業務も大幅にアップするでしょう。
マッキンゼーの年代別平均年収一覧
マッキンゼーの年代別平均年収は、以下の通りです。

上記の通り、マッキンゼーでは20代で年収1,000万円以上を狙うことができます。
コンサル業界は他よりも平均給与が高めで、日系よりも外資系の方がより高収入です。
しかしその外資系コンサルの中でも、マッキンゼーの平均年収は群を抜いています。
マッキンゼーが高年収である理由とは
マッキンゼーは数ある戦略コンサルタントの中で、最もフィーが高いと言われています。
その理由として、以下2つが挙げられます。
- “Only McKinsey can do”の高品質なサービスに定評がある
- 人材育成に注力している
マッキンゼーには「Only McKinsey can do」という言葉があり、マッキンゼーのコンサルタントはマッキンゼーとしてのプライドを持ち、高品質なサービスを提供しています。
その品質の高さがクライアント企業の評判を呼び、他のファームとは比較にならないほどの価値を高めているのです。
マッキンゼーはファームの中でも人材育成やキャリア開発に力を入れており、その点でも高く評価されています。
平均勤続年数や3~5年と長くはありませんが、成長を重視する社風であり、キャリアアップのために転職するコンサルタントが多い点も特徴です。
マッキンゼーは人材育成に力を入れており、組織全体で社員の支援やトレーニングを行っています。
人材育成には年間1億円以上の投資を行い、eラーニングからグローバルでの公式トレーニングカリキュラムまで多岐に渡り、キャリア形成をサポートしています。
入社後のキャリアパスも豊富で、“Only McKinsey can do”という言葉通りマッキンゼーの名に恥じないコンサルタントに成長できる環境が整っているのです。
フリーコンサルになれば自分らしく収入を上げられる
現役コンサルタントの方がマッキンゼー並みの収入アップを狙うなら、独立・フリーランスというキャリアもおすすめです。
「戦略系以外にも自分の得意とする案件を受けてみたい」「自分の価値を最大限クライアントに提供したい」という方は、より自分らしく働けるフリーコンサルとして独立を検討してみるのはいかがでしょうか。
ここでは、フリーコンサルについて以下2つの項目を解説します。
- フリーコンサルの需要が高まっている理由
- フリーコンサルは案件数×案件単価×稼働率で収入が決まる
フリーコンサルの需要が高まっている理由
DXの推進や消費者の購買行動の多様化により、企業を取り巻く環境が大きく変化しています。
それに伴い2010年以降コンサル市場は大きく成長しており、コンサルタントの需要が高まっている状態です。
コンサルティングファームの利用を考える企業が急増したことで、案件を抱えきれないファームが増えました。
その結果、コンサルティングファームがフリーランスに案件を依頼するというケースも増えているのです。
もちろんフリーランスになれば、案件は自分で獲得しなければなりません。
しかし最近ではインターネット上で案件を紹介したり業務をサポートしたりするサービスが増えており、独立したばかりのフリーコンサルも働きやすくなっています。
フリーコンサルは案件数×案件単価×稼働率で収入が決まる
フリーコンサルの収入は、案件数・単価・稼働率の3つで決まります。
例えば案件を1つ獲得した場合、コンサルタントの稼働時間はその1社のみの対応なので稼働率は100%です。
そして案件の単価はバラバラですが、平均的な金額として「150万円」と見積もった場合、月の収入は100万円になります。
年収で見ると1,800万円ほどとなり、マッキンゼーの役職で「エンゲージメント・マネージャー」の給与レベルを狙うことができます。
もちろん案件の単価や数が増え、ある程度の稼働数を確保できればより収入はアップします。
フリーランスなら自分の興味がある案件を独断で受けることができ、クライアントと相談すれば働き方も自由です。
フリーコンサルに転身する理由と案件例
フリーコンサルは、ほとんどの方がファームでのコンサルティング経験者です。
コンサル業界は全体的にオーバーワークな社風であり、ワークライフバランスを重視したいと独立を決める方も少なくありません。
また自分の興味がある案件に挑戦したい方や、Uターンとして地元に戻りたい・リモートワークをしたいなど、自分らしく働きたい方がフリーランスというキャリアを選択しています。
利用するサービスによって案件はさまざまで、戦略系はもちろん業務案件やIT案件などがあり、利用するサービスの担当者があなたの経歴や希望にあった案件を紹介するケースが多いです。
Strategy Consultant Bank(SCB)でも随時案件を公開していますので、興味がある方はぜひご参照ください。
→Strategy Consultant Bank(SCB)の案件情報を見てみる
まとめ
マッキンゼーの年収について、全体や役職別・年代別の平均や高収入である理由について解説しました。
マッキンゼーは年収の高さでも知られており、現職のコンサルタントの方がセカンドキャリアとして狙っていることも多いものです。
マッキンゼーについては、マッキンゼーから転職した後のキャリアは?各界で活躍する出身者のキャリアをご紹介でも取り上げています。さらにマッキンゼーを含むMBBについては、外資コンサル MBBとは?各ファームの特徴や年収・セカンドキャリアを解説もご覧ください。
マッキンゼーの転職難易度はかなり高く、狭き門となっています。収入アップや自分らしいキャリアを重視するなら、独立してフリーコンサルになるのも1つの方法です。
フリーコンサルの案件をお探しなら、ぜひStrategy Consultant Bank(SCB)にご相談ください。
案件紹介のプラットフォームであるStrategy Consultant Bank(SCB)では、高単価かつ高いマッチング精度、手厚いアフターフォローでフリーコンサルをサポートしております。