DXコンサル案件とは?概要や仕事獲得の方法、単価など徹底解説

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公開日:2023.11.05 / 更新日:

DXコンサル案件は近年、フリーランスコンサルタントに人気のある案件です。最新のIT技術を扱えるケースが多く、コンサルタントのスキルアップの場としても重宝されています。
そこで本記事では、DXフリーコンサル案件について、メリットやデメリット、獲得するポイントなどを解説します。

DXコンサル案件とは?

DXコンサル案件の仕事内容や、案件単価などについて解説します。

仕事内容

DXコンサル案件の仕事内容は、主にIT戦略の立案、導入サポートが中心です。加えて、顧客のビジネス戦略をサポートするケースもあります。

<DX案件の主な仕事内容>
 ・新しいIT戦略の立案
 ・IT製品の選定・導入をサポート
 ・クラウド環境の構築サポート
 ・ITに対応した組織体制の提案
 ・新しいビジネスモデルの提案
 ・顧客チームとプロジェクトを伴走

DXコンサル案件は、単純なIT導入コンサルとは異なり、顧客のビジネスモデルに変革を起こすところまでが仕事です。案件レベルが高く、幅広いスキルが求められます。

案件単価

DXコンサル案件は、他のコンサル案件と比較すると、案件単価が高めに設定されています。

Strategy Consultant Bank(SCB)に登録されているDXコンサル案件(一般のIT案件を含む)を調査したところ、平均単価は139.4万円でした(2023年9月時点)。


約1/4のDXコンサル案件が150〜220万円の報酬を設定しており、比較的高単価な案件が多いことがわかります。

業界の動向

Strategy Consultant Bank(SCB)に登録されているDXコンサル案件の、業界動向を調査しました。


「その他」を除くと、最も多かったのは「情報・通信・テクノロジー」、次いで「製造業」「金融」です。

案件の一例

Strategy Consultant Bank(SCB)に実際に掲載されている、DXコンサル案件を一部ご紹介します。


各案件の詳細や、その他のDXコンサル案件は、Strategy Consultant Bank(SCB)の案件一覧ページにてご確認ください。
ITのフリーコンサル案件一覧 - フリーコンサルタントの案件紹介ならSCB

DXコンサル案件の仕事を獲得するメリット・デメリット

DXコンサル案件を獲得する、メリットとデメリットを解説します。

メリット:デジタルの最前線でコンサルスキルを磨ける

DX(デジタルトランスフォーメーション)は現在、さまざまな業界でトレンドワードになっています。
デジタルトランスフォーメーションとは、最新のデジタル技術を用いて、商品やサービス、組織、ビジネスモデルに変革を起こす活動です。

DXコンサル案件を獲得すれば、デジタルの最前線で、コンサルスキルを磨くことができます。IT導入のコンサルを行っているフリーランスコンサルタントなら、コンサルタントとしてステップアップできるのが大きな魅力です。

デメリット:デジタルだけでなくビジネスの理解が必要

DXは単なるIT導入コンサルとは異なるため、デジタルだけでなく、ビジネスに対する理解も欠かせません。とくに、顧客のビジネスモデルの理解、ベストプラクティスの提案、ビジネスモデルの再構築といったスキルが必要です。
IT企業に勤めていたフリーランスコンサルタントの中で、経営にも携わっていた方は、その経験を活かせる可能性が高いでしょう。

DXコンサル案件を獲得するポイント

DXコンサル案件を獲得するには、以下に紹介する3つのポイントを意識してみてください。

案件紹介エージェントを利用する

DXコンサル案件を獲得するためには、まず、案件紹介エージェントを利用するのがおすすめです。案件紹介エージェントには、さまざまなコンサル案件が登録されており、DXコンサル案件も多数掲載されています。
サービス事業者による案件獲得サポートもあるため、DXコンサル案件を効率よく獲得したいなら、案件紹介エージェントに登録してみましょう。

自分のスキル・経験にマッチした案件を選ぶ

DXコンサル案件は、デジタル技術を扱うケースが多いため、スキル・経験がピンポイントに求められるのが一般的です。そのため、自分のスキル・経験にマッチした案件を選ばなければいけません。
さまざまなDXコンサル案件に触れるほど、自分に合った案件が見つかりやすいので、やはり案件紹介エージェントへの登録をおすすめします。

コンサルプロセスと再現性をアピールする

DXコンサルを獲得するために、先方の担当者と商談する際は、コンサルの実績(結果)ではなくプロセスとその再現性をアピールしてください。
DXの形は企業によってさまざまなので、実績を強くアピールするよりも、そこに至るまでの流れと再現性で説得した方が刺さりやすくなります。
とくに、「ビジネスモデルの変革」にかかわる部分は担当者が強く興味を惹かれる部分なので、プロセスと再現性を積極的にアピールしましょう。

DXコンサル案件でアピールできるスキル・経験

最後に、DXコンサル案件で有利にはたらくスキル・経験を紹介します。

システムエンジニア

DXコンサルではデジタル技術や、IT製品を扱う案件が多いため、システムエンジニアの経験を活かせます。ただし、システムエンジニア視点ではなく、「顧客のビジネス視点」でデジタル技術・IT製品の提案ができるかどうかが重要です。

データサイエンス

DXでビジネスモデルなどの変革を推進するにあたっては、データ分析が鍵になります。データサイエンスのスキル・経験を持っている方は、その点を積極的にアピールしましょう。データを起点とした「データドリブンなコンサル」は、多くの企業に重宝されています。

BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)

既存のビジネスプロセスを再設計するBPRのスキル・経験があれば、DXコンサル案件で強くアピールできます。BPRはビジネスプロセスを再設計するだけでなく、必ずといっていいほど、新しいIT製品を導入します。DXに非常に近いスキルを求められるため、実績として高く評価されるでしょう。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントのスキル・経験は、有利であるというよりは、ほとんど必須だと言っていいでしょう。DXコンサルはクライアント企業の経営層に近いところで仕事をし、PM(プロジェクト・マネージャー)としての仕事を任されることが多いためです。

AI、ブロックチェーンなどの先端技術

AIやブロックチェーンといった先端技術を持っている人は、「より高度なDXを実現してくれる」と期待が集まります。ただし、単に先端技術を持っているだけでなく、それらの技術をビジネスにつなげられるかどうかが重要です。

UI/UXの理解

UI/UXに対して深い理解があるフリーランスコンサルタントは、常にエンドユーザーを意識しながら、DXを推進できます。UI/UXは経験がなくても知識として吸収できるため、スキル・経験がない方は、事前の学習をおすすめします。

まとめ

DXコンサルは、IT導入コンサルタントのステップアップ案件として最適です。より高いレベルを要求されますが、DXコンサルで成果を出せれば、さまざまな企業からオファーされる可能性があります。

初めてDXコンサル案件にチャレンジする方は、まずは案件紹介エージェントに登録し、アドバイザーのサポートを受けてみてください。スキル・経験の棚卸しや、アピールポイントを整理して、DXコンサル案件獲得に向けて前進していきましょう。

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