ITコンサルから独立 “口コミデータで飼い主の不安をなくす”ペット事業への挑戦

千葉 駿様 30代前半/首都圏在住
2025.07.31
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ITコンサルタントとしてキャリアを積んだ後、MBAを取得し独立の道へ。
現在はフリーコンサルとして大手企業のプロジェクトを牽引する傍ら、自身の強い原体験から生まれた「ペット事業」の立ち上げに奮闘する千葉様。
なぜ独立という道を選んだのか。
その背景にある想いや現在の活動、未来への展望を伺いました。

プロフィール

千葉 駿様 30代前半/首都圏在住

フューチャー株式会社、ベイカレント・コンサルティングを経て独立。
様々な業界のシステム開発案件ならびに、販売戦略策定・新規事業戦略・リサーチなど、戦略策定からシステム実装まで一貫して支援してきた。

目次
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千葉様について

これまでの略歴を教えてください。

大学でITやAIを学び、新卒でITコンサルティングファームのフューチャー株式会社に入社しました。
ここでは戦略策定からシステム実装まで一貫して経験し、ITの基礎を固めました。
その後、より戦略領域を深めるためベイカレント・コンサルティングへ転職。
ビジネスの上流工程を学んだ後、経営大学院(MBA)を卒業したことを機に独立しました。

独立について

コンサルティング会社を経て独立されましたが、どのような背景で独立されましたか?

身近な存在が大きく影響しています。
音楽で生計を立てている兄と、銀行員からCGクリエイターに転身した妻。
二人とも、経済的な不安があっても「本当にやりたいこと」に情熱を注いでいました。
その姿に強く憧れ、自分も人生を懸けて打ち込めることを見つけたい、という思いが独立への原動力になりました。

独立されるまではどのような道のりでしたか?

過去に何度かサイドビジネスに挑戦しましたが、スキル不足でなかなかうまくいきませんでした。
この経験から、ビジネスを体系的に学ぶ必要性を痛感し、MBAを取得。
MBAで学んだ理論を実践で確かめるため、経営コンサルティングファームへ転職しました。
IT、ビジネス理論、そして戦略の実践という、自分に必要なスキルが揃ったと感じたタイミングで、独立に踏み切りました。

独立された感想はいかがですか?

これまでの全ての経験が、今のためにあったのだと実感しています。
フューチャーでIT、MBAで理論、ベイカレントで実践と、必要な準備を重ねてきました。
「満を持して」という言葉がしっくりくる心境で、本当にやりたいことに挑戦できる日々に、大きな喜びを感じています。

現在の事業についても教えてください。

「猫の事業」に最も力を入れています。
これは、口コミデータを活用して「ペットを飼育する上での飼い主の不安をなくす」ことを目指す事業です。
この事業を立ち上げたのは、私自身の愛猫が病気で亡くなったという、非常に辛い体験がきっかけになっています。

どのような思いで事業を立ち上げられましたか?

愛猫がFIP(猫伝染性腹膜炎)という病気だと診断された際、ネットで調べても一般的で抽象的な情報しか見つからず、手探りの看病の中で深い孤独と不安を感じました。
この経験から、同じように悩む飼い主さんたちが本当に必要としているのは、個々の体験に基づいたリアルな情報だと確信し、この事業を立ち上げました。

どのようなサービスになりますでしょうか?

飼い主さんたちの体験や暮らしの実態を集め、それをデータとして整理・可視化する“ペットの生活データプラットフォーム”です。
特徴は、ユーザーが選択肢に答える形でデータを投稿し、その集計結果を「〇%の家庭がこうしている」といった客観的な統計データとして公開する点です。
これにより、他の飼い主の暮らしや選択の傾向を知り、「うちもこれでいいんだ」と安心できる情報源になります。

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猫事業は今後どのように発展していきますか?

今後は、飼い主個人の悩み解決にとどまらず、蓄積されたデータを業界全体に還元していく構想です。
例えば、リアルな症状や暮らしのデータを活用して獣医療の診断精度を高めたり、ペット関連メーカーの商品開発に役立てたりすることで、日本のペット業界全体の知見向上に貢献したいと考えています。

独立のメリットとデメリットは何でしょう?

「会社の看板」というフィルターなしに、自分の実力が市場で直接評価されることです。
それは非常にシビアな世界ですが、自分の本当の価値を知ることができる、大きなメリットだと感じています。

デメリットは、現時点では独立1年目で社会的信用が低く「ローンが組めない」ことくらいです。
もちろん、独立してやっていけるだけの専門スキルがあることが大前提ですが、それさえあれば、正直なところ大きなデメリットは感じていません。

フリーコンサルのプロジェクトについて

参画中のプロジェクトについて教えてください。

現在は、フリーランスのコンサルタントとして、大手電力会社の車両管理に関する大規模なシステム更改プロジェクトに参画しています。
企業の根幹業務を支える重要なシステムを新しいものへ刷新する仕事です。

そのなかで、プロジェクト全体の計画を立て、円滑な進行を管理する「全体推進」の役割を担っています。
それに加え、古いシステムから新しいシステムへデータを移行するためのツール開発といった、具体的な実務も担当しています。

やりがいはどのようなところにありますか。

立場の異なる多くの関係者の意見を調整し、プロジェクトを一つのゴールに向かってまとめ上げていくプロセスに、最もやりがいを感じます。
複雑なパズルを解くような難しさがありますが、だからこそ大きな達成感があります。

Strategy Consultant Bankについて

弊社サービスを選ばれたきっかけはなんですか?

独立にあたり複数のプラットフォームに登録しましたが、対応が最もスピーディーだったのが決め手です。
その迅速さから、フリーランスの事情をよく理解されていると感じました。

どのような案件や希望を出していましたか?

メインである猫事業の時間を確保するため、稼働率はフルタイムより少ない「月60〜70%程度」で、「基本リモート」な案件を希望していました。

働くうえで大切にしていることを教えてください。

「自分の役割に固執せず、プロジェクトの成功のために最後までやり切る」ということを信条にしています。
セクショナリズムが原因でプロジェクトが失敗するのを避けるため、必要であれば自分の役割を超えてでも貢献したいと考えています。

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Strategy Consultant Bankにもとめることを教えてください。

コンサルタント一人ひとりの価値を客観的に評価し、クライアントとの適正な単価交渉をサポートしてくれるような仕組みがあると、非常に心強いです。
多くのデータを持つ貴社だからこそ、そうした機能が実現できるのではないかと期待しています。

最後に

今後のご自身のキャリアプランについてはどのようにお考えですか?

まずは何よりも、「猫事業を最後までやり切ること」です。
これが現在の私の最大の目標であり、人生を懸けて取り組みたいテーマです。
この挑戦をやり遂げた先に、また新たな事業で世の中に価値を提供していきたいと考えています。

独立を検討している方にメッセージをお願いします。

もし心にやりたいことがあるなら、「深く考えすぎずに一歩踏み出してみては」とお伝えしたいです。
人生という長い時間軸で考えれば、独立して挑戦する数年間はほんの一瞬です。
変化の激しい時代だからこそ、自分の足で立つスキルを磨くことは、何より確かな投資になるはずです。

ありがとうございました。

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