フリーコンサルに求められるものとは?日々変化する新規事業の最前線

LMIグループ株式会社執行役員 福岡 史明様
2025.07.29
mainImage

フリーランスコンサルタントを発注する際に重視している点やコンサルタントに期待する要件とは?
インストアマーケティングソリューション事業やリテールメディア事業を行うLMIグループ株式会社にて執行役員を務めている福岡 史明様にお話いただきました。

プロフィール

LMIグループ株式会社執行役員 福岡 史明様

住友商事、ローランドベルガー、ベインアンドカンパニー、ヘルスケア系スタートアップ等を経て、現職。
総合商社では、新規案件ソーシング、M&A案件評価・投資前DD、海外事業子会社の立ち上げを経験。
コンサルティングファームでは、中期戦略・事業戦略、ファンド向けBDD、クロスボーダーのPMI支援、飲料メーカー向けのSCM改革、自動車サプライヤーの収益改善プログラム等様々なテーマの案件に従事してきた。

目次
    • Q:
    • Q:
    • Q:
    • Q:
    • Q:
    • Q:
    • Q:
    • Q:
    • Q:
    • Q:

福岡様について

これまでのご経歴を教えてください。

自身で事業を立ち上げたいという思いがあり、総合商社に入社して投資事業等に携わりました。
そこで組織づくりの重要性を実感し、経営スキルをスピード感を持って高めていきたいという思いが湧き上がりました。

次のキャリアとして、戦略コンサルティング業界の道へ進むことを決めました。
ローランドベルガーとベインアンドカンパニーで経験を積んだ後、ベンチャー業界に参入し、ヘルスケア企業を経て、現在の広告企業で新規事業担当役員を務めています。

どのようなことを重視してこれまで働かれてきましたか?

私が最も重視しているのは、組織や人と働き方や価値観が合うどうか、そのフィット感です。
これまでのキャリアで数多く行ってきた新規事業開発においては、要件が日々変わっていき、そこをドラスティックに素早くPDCAを回していく働き方してきました。
そのような環境下で、共に積極的に情熱を持って働いていける仲間と仕事をしたいと考えています。

所属企業について

現在所属されている企業の事業内容を教えてください。

LMIグループで執行役員としてリテールメディア部の事業統括をしています。
この企業とのご縁はStrategy Consultant Bank経由で始まり、もともと私は業務委託のフリーコンサルとして、中期経営計画を作るプロジェクトに参画させていただいておりました。
そのサポート終了後にお声がけいただき、新規事業の執行役員としてLMIグループに入社することになりました。

弊社は、リアルの小売り空間を作る会社で、デザインやショウウィンドウの設計・施工を手がけています。
これらをデジタル化して、店舗が最も売り上げの生産性が上がるよう店舗レイアウト等をコンサルティングしています。

そして今、私たちが力を入れているのが、店舗の新しい収益としてメディア収益を拡大できるよう小売業の皆様と連携しながら進めている事業です。
私はそのメディア化の事業部で執行役員を務めています。

どのような想いで事業をなさっていますか?

これまで各小売りの皆様がメディアとして広告収入を得ていくという取り組みは行われておらず、まさに新しい領域と価値を生み出しているところなんです。
新しい付加価値を世に提供できていると実感しています。

人口が減少していく日本において、小売業事業者の皆様は厳しい状況になっていくことが考えられます。
しかし、リアルに人が集まり賑わうところには、WEBにはない人と人との接点による価値があると信じています。
その付加価値の具体的な出し方として、我々が追求している「リテールメディア」の付加価値を定量化して、新しい産業につなげたいと思っています。

フリーコンサルタントについて

フリーコンサルを発注したきっかけを教えてください。

私自身もフリーコンサルとしてお世話になっているStrategy Consultant Bankにお声がけさせていただきました。
新規事業における様々なプロジェクトに対応しうるプロフェッショナルな人材を求めて依頼しました。

フリーコンサルへ依頼したプロジェクト内容はどのようなものになりますか?

店舗でのメディア広告事業において、小売店を広告媒体と捉えてメディア化していく業務での戦略立案、調査、サービスの活性化まで、様々なロールとタスクをお願いしていました。
かなり幅広い領域にわたって協力していただきました。

photo

候補者のバックグラウンドなどで重視するところはありますか?

私が働くうえでも最も重要視している、ワンチームで、自分事として捉えていただけるかどうかです。
日々状況が変化していく中で、主体的にスコープを明確に設定できる方だと非常に助かります。

スタートアップの事業で伴走型のコンサルティングを発注する際には、スコープが変わっていくことがよくあると思います。
そんな中でも、常に会社レベルで優先順位を確定できる能力は重要視しています。
そして、クライアントとのコミュニケーション等、対人関係においてもソフトスキルとして備えている方だと理想的ですね。

Strategy Consultant Bankについて

SCBを選ばれた理由について教えてください。

私自身もフリーランスのコンサルタントとしてお世話になっているStrategy Consultant Bankだったので、自然にお声がけさせていただきました。
経歴やスキルにおいて希望通りの人材を、スピーディに対応して良い人材をご紹介いただけました。

SCBに今後期待することがあれば教えてください。

現状では、こちらから要件をお伝えしてサーチしていただく形となっていますが、「このようなプロフェッショナル人材がいます」といった形で、ご提案いただけるエキスパートの全体像が見えると、そこから発想して新たな依頼ができると感じました。

最後に

企業様の今後の展望を教えてください。

新しい市場であるリテールメディア領域を牽引するスタートアップ企業でありたいと思っています。
そのために、展開していただける小売店や広告主を増やしていきたいと考えています。

広告業界は、GoogleやMeta等の外資系のWEB広告が成長している状況です。
私たちは、その代替する立場として、小売のネットワークを活かした人が集まっている空間を広告化できれば、日本に利益を還元できると考えています。
日本にある広告の価値を高めたい、それが私たちの使命だと思っています。

ありがとうございました。

フリーコンサルとして案件を希望する

コンサルファーム出身の担当者がご希望条件にマッチした案件をご紹介いたします。
ご登録者様限定の非公開案件も多数ございますのでお気軽にご登録ください。